徒然なるままにニューヨーク生活日記

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zoom RSS Mayor Michael R. Bloomberg −私のボス、マイケルブルームバーグという人

<<   作成日時 : 2008/01/01 03:55   >>

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私のボスである市長(ちなみに嫁は市長オフィスで局長をしているため、予算管理会議の場で数回あったことがあるらしいが、残念ながら私は接点がなく、面識は一度もない。オフィスはすぐ隣にあるんだが。。。)が、今日は彼を少し紹介したい。
ご存知の方も多いと思うが、彼はかの有名な Johns Hopkins Universityで工学学士を取得後、Harvard Universityにて、MBAを取得、投資信託銀行の一つソロモンブラザーズ(現ソロモンスミス)の最年少パートナー(執行役員)に抜擢された秀才かつビジネスの天才。私も嫁も彼が好きだ。理由としては単純。5つある。彼はまず
1.実力で一財を築きあげた億万長者である点。
自分の実力と努力でここまでやったのは凄い。彼が凄いのは単にインベストメントバンカーとして金儲けだけをしたからではない。その中で、きちんとシステム開発部門の長を務めるなど、きっちり工学系のバックグラウンドを生かしていることだ。つまり、
2.ミリミリ感がある点
(みりみり感とはコンサルティングファームの中でたまに使っていた用語で、職人系の高い技能技を、尊敬の念を込めて指す)。この点私の嫁も私も、勢いや体育会系でのし上がった人間や政治活動だけで上にのし上がっていく人間が大嫌いなため、ブルームバーグの秀才ぶりに加え、その地道な職人系の技術力にも敬意を持っている。それだけでなく、彼を他の政治家と比して最も尊敬している理由は、彼は
3.まったく持って政治家ぽくない点だ。
たとえて言うと石原東京都知事。故に失言も多い。が、それをもってしてもカバーするだけの、優れた頭脳、ビジネスセンスと、それを実際に活用、発揮した点。彼はインベストメントバンクのキャリア時点で、既に億万単位の富があったといわれているが、その後彼は、
4.金をゴールとして組織的キャリアに終止符を打つことなく、彼自身の会社を起業した点だ。
Bloomberg L.Pは現在も世界最大級の金融工学情報を提供するサービスプロバイダーとして、その不動の地位を築いているが、そこでも一足飛びに金儲けに走らず、地道に彼のバックグラウンド、即ち工学と、金融工学を駆使したサービスをつくりだした点が尊敬に値する。マイクロソフトのビルゲイツもそうだが、こうした人たちはとどまるところを知らない。ビルゲイツが、ビル&ミランダ財団を立ち上げ、ビジネスで得たノウハウを活用し、その莫大な資金を慈善活動を通じて貧困解消へのパワーに振り向けたように、ブルームバーグも世界最大の規模を持つニューヨーク政府、そして
5.公共財と市民の生活能力向上へと目を向けた点。
彼が着任した当時は911同時多発テロ直後。Rudyジュリアーニ政権が終わりを告げ、疲弊した世界最大の経済・文化都市ニューヨークを、再び復活させるという困難な命題をつきつけられた時期だ。ニューヨークだけでなく、世界が注目するアメリカ合衆国の底力「ニューヨーク」の市長として、見事選挙を勝ち抜いた。但し、この選挙のために、それまでの政治路線であったDemocratからRepublicanへ鞍替えしてでも参戦したのは後々批判を受けることになる。しかし、私からみればそんなことはどうでもいい。自らの給与額を0にしてでも市を運営したい。しかも彼は単なる甘ちゃんの2世政治家やパシリからのし上がった政治家ではない。自分で手を動かし、苦労して財を築いたビジネスの天才だ。私はこうしたブルームバーグの気概だけで一票入れたくなってしまう。事実、現在彼の給料はたったの1ドル。冗談ではない。嘘だと思うのであれば、ニューヨーク政府のリストをWeb上から確認するとでてくるはずだ。彼は物理的見返りなんか望んでいない。日々ニュースに登場し、大統領からも意見を求められるほどの敏腕経済政策士ブルームバーグ。こんな知性と誠実性の高い彼の政権下で、アメリカの歴史的政策の一助にかかわれる私は幸せである。

さて、話を少しそらし、大統領選挙について話したい。オバマ氏、ジュリアーニ、ヒラリー、エドワード、トンプソン等、政界きってのエリートが軒を連ねる2008年だが、実は予想が非常に難しい選挙であるとも言われている。理由としては各立候補者に物議が多いからである。オバマ氏は全米で数名の天才に与えられるスカラーシップを持つ天才政治家でバッググラウンドは申し分ないのだが、政治家としての経験が若すぎる上に、アフロアメリカン(日本でいう黒人(Black)は、アメリカでは差別用語なので使わないのが通例。というか社交界や官僚の間では絶対に使ってはいけない。このあたり日本人の観光客や、ちょっと滞在できている程度の非常識な人たちはでかい声で、BlackBlackとかいう傾向があるので、周囲にそういう方がおられたら、そっと伝えてあげるか、正してあげることが必要です)であるために、物議が多すぎる。(全米で白人以外の大統領は、歴史上存在しない)また、ヒラリーはDemocratの公式代表として大統領選挙に臨むわけだが、残念ながらこれも物議が多い。女性大統領は全米の歴史上存在せず、これも中西部や南部の保守派からオバマ氏と同一の理由で票集めに苦戦すると予想されるからである。もちろんニューヨークのような東部は革新的かつ人種の多様化が進んでいるので、そんなことは気にせず、投票するのだろうが、日本人の目からすれば信じられないかも知れないが、アメリカは日本以上に学歴や、出身、党および肌の色、ジェンダーが確実に障害になるのである。ジュリアーニは共和党の公式代表だが、スキャンダルが多い上に、選挙演説でニューヨークのテロを頻繁に持ち出し、自分の手柄を褒めちぎりすぎたために、やや国民から反感を買い始めており、またなぜか若い層から「ばりばりの政治家で、本質的な仕事ができなさそうだし、しなさそう」と悲しいが言われている。実はうちの嫁も高等学歴を持つ予算管理局の局長だが、彼女いわく、知性派からの「うけ」が非常に悪いらしい。また、健康問題を各TV局からねたにされて攻撃されており、これもまた厳しい。トンプソンはアメリカ人ならほぼ全員が知っている上院議員(Senator)兼ご存知連ドラLaw&Order(アメリカのはぐれ刑事編みたいな昔からあるドラマで位置づけでいうと水戸黄門的大御所ドラマ)の検事総長役を務める俳優。だが、彼の場合、政治行政政策能力に疑問符が多いし、私なら投票しない。今のアメリカには単なる政治家はいらないからだ。本当に政策が打てる策士で、かつ政治家が必要。そうなると大穴はエドワードという声もある。実際彼は実績もあるし、若い。飛びぬけて天才というわけではないが、国民的な人気も高く、誠実な人柄である。しかし、それだけでは大統領としてどうも、という気がする。じゃあ何か大穴はいないの?というと、これがひょっとしたら大穴かも知れない情報がある。実はBloombergだ。

ここまで導入部がながくなってしまったが、Michael Bloomberg。そう我々の上司ブルームバーグが、ひょっとしたら大統領選挙に参戦する可能性がでてきたのである。彼は東部や高等学歴層から絶大な人気を誇っている。無論、保守派の多く存在する中西部や南部からは人気が薄い。というのもJewisだし、政党を鞍替えした裏切り者だから駄目だ。などという時代錯誤な意見が保守派層を占めている。私から見れば、能力が無ければアメリカが沈む。そのことのほうが問題の本質でしょ。といいたいのだが、保守的な方々はどうも自国の将来より、「見栄えや体裁」を気にするようだ。馬鹿らしい。

Bloombergは公式ウェブや、テレビ、ラジオトークの中では、かたくなに大統領選挙に興味はないと、その可能性を拒み続けてきている。現在もそうだ。またDemocratからRepublicanに鞍替えした事実もあって、政党なしで選挙に勝つことは、やはり不可能と歴史上言われている。また、彼はJewishな為(ご存知と思うがJewishとは、ユダヤ教を信仰する者(宗教集団)、あるいはユダヤ人を親にもつ者(民族集団)という2つの捉え方がある。)、あまりに物議が多いとも言われている。ちなみに歴史上Jewishたる大統領は存在しない。私がこれを説明すると議論が複雑すぎる上に、知識も不足しており、ゆえに誤解を招く可能性があるため、ここで記述しないが、この国に来て改めてこのパレスチナ、イスラエルの問題が複雑であることを知った。こうした民族宗教上の問題が、複雑な歴史を形成し、長年かけて蓄積されてきた憎悪の結果が、大戦後のイギリスの国土決定によりトリガーをひき、近年のテロに発展してきている。単一民族たる日本人には理解困難な複雑な歴史だ。話を元に戻すが、Bloombergが大統領選に参戦する可能性もゼロとは言い切れない。近辺者の噂では、膨大な選挙資金を持つBloombergは、最後に出馬表明する可能性は高いといわれており、その際には中立第3党を擁立して選挙にでるとの噂も出始めている。というのも私が上述したとおり、各立候補者に安定性を持つ候補者がいないからだ。今回の選挙では、誰もが何かしらの問題というか、争点を抱えてしまっている。それが故に、Bloombergとて例外ではなく、故に全員が例外であるため、誰が勝ってもおかしくない状況になってしまった訳だ。皮肉な話だが例えば現大統領のブッシュ。こうした選挙様相の中では、前回選挙がそうであったように、彼のような固いバックグラウンドを持つ候補者が、めぼしいエッジを持たないままに、悲しいながら消去法で勝ってしまう。いまだ保守派数が絶対数から見て優勢なためだ。この意味、一番固いのはヒラリークリントンニューヨーク上院議員であるといわれているが、さて、どうなることか。

ちなみに私は政治や民族問題の専門家ではない。政策の専門家である。故に上記見解は、単に私が政府内で聞きかじった情報を元に作成したのみで、大して深い洞察に基づいたものでもない、私見であることを改めて断り書きしておく。

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2008/01/03 19:43

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内 容 ニックネーム/日時
いつも楽しく拝見してます。
政治問題、日本でも注目しております。
サブプライム問題を誰が収束させてくれるのか?10年はかかるであろうこの問題を!
かずお
2008/01/01 17:09

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