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zoom RSS 海外で就職する為には?-其の三『人事面接編』

<<   作成日時 : 2008/01/03 15:24   >>

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ブランクが空いてしまったので、このシリーズのおさらい。以下がざっくりとした流れ。
1.ビザ問題
2.レジュメ審査
3.第一人事面接
4.Supervisor/Managerレベル面接
5.Senior Executiveレベル面接
6.Referenceチェック
7.プレオファー(福利厚生、サラリーネゴシエーション)
※政府の場合、セキュリティクリアランス、バックグランド犯罪歴チェックが入ります。
8.ファイナルオファーレター署名

今日は3つ目いきます。
但し、必ずこの手順を踏むわけではありません。恐らく日系の人材紹介会社の方が見れば「違うよ」という意見もあると思います。実際外資系や、在米日系企業の選考プロセスにも精通している私からみると、上記プロセスは該当しない部分もあることを知っているからです。故にここでは、あくまで私は純粋アメリカ企業(日本人若しくはビザをサポートするという概念がまったくいないような超アメリカドメスティックな企業)で大企業或いは政府に的を絞ります。逆に言うと、日系狙いなら巷であふれている日系をターゲットにした人材紹介会社の選考プロセスを参考にして頂いたほうがためになると思われます。
さて、レジュメ審査編でも書きましたが、EntryクラスやManagerまでならレジュメは1枚が良いというのを記述しましたが、それも柔軟に考えてくださいね!もちろん組織によって好みは違います。政府もしかり。但し、政府には系列が大別すると二つあると考えてください。一つはある意味官僚的、Clerical Worker的な、所謂「お役所って遅いよね。」のイメージの部局。ここは華々しい経歴やしゃべりよりも、きっちりした経歴で、物理的に資格を取っている方が絶対的に優遇されます。なのでレジュメも一枚で簡潔。もう一つは博士号、修士号Onlyしか受け付けない、頭脳派のTaskforce的な部局。ここは華々しい経歴や高等学歴の壁が存在します。所謂学閥です。自慢する訳ではないですが、前いた部局は、「うわー凄い。」という経歴、学歴の方々が勢ぞろいで、日本でそこそこの外資系企業にいましたが、そんなの経歴、学位ともに比べ物になりませんでした。こういう所の管理職であれば、2枚でも許されます。
(当たり前ですが、当日はレジュメは自分も含め5部は用意しておきましょう。)

こんなのは内部に潜入すると、部署を見渡すだけで一発で分かります。あっ、ここはのんびりしてそう。とか、はー、ここは凄そう。とかいう具合。本当に冗談じゃなくて、10分くらい会話を交わせば分かります。(誤解を招くので、何がどう違うかは割愛します。ご想像にお任せしますが、物理的見た目にも一発で分かりますが、形式的にはGovernorやMayorのタスクフォース(優先課題指定政策部局)が何であるかをWeb等でみれば、感のいい人なら、どれがGrantFundingで、どれがTax Levyでまかなわれている政策なのかとか、公共政策の財源をきちんと学んだ人ならなんとなく分かるかも知れませんが、おもしろいくらいに違います。

話ずれましたが、こつとしては、感情的にならず、形式的に相手のニーズを汲み取るようJobDescriptionをよく把握しておくことでしょう。悲しいことに(冗談や嫌味ではなく)、人事部の方は、その道のSpecialistではありません。故に専門性がない=人物像や知る知らないの確認に走りがちになります。こういう場面で、感情的になる面接官と、感情的になる被面接者。どちらも不幸です。やたらめったら揚げ足をとったり、分からないもんですから、横柄な態度の面接官がいます。俗にいう圧迫面接ですが、Entryクラスならまだしも、Manager職やDirectorクラスで受けに行く場合、こういう論調の方(しかも私の将来同僚になる、若しくは部下になる可能性のある方々)はNGですね。まああたしみたいに10年も激動の会社で揉まれていると、口調だけでは感情的になりませんから、まず何を聞きたいのか詳細に問い返してあげます。わたしより若い方も多いので、大抵自分で何を確認したいのか要領を得ていない面接官が8割近くを占めていることに気づきます。これはアメリカでも日本でも同じ。でもここは感情を抑えて、とにかく相手のペースで、相手の知りたいことに答えてあげることが鉄則だと思います。本質論ではないですが、こうしないと下手すると「分かっていない」人におとされかねないから、管理職や切れのある方が登場する次の面接までとにかく耐えて、残ることを考えてください。それも逆にいうと見られているのかも知れませんね。以前違う部局で、ChiefEconomistと面接をした際、排出権のようなExternalityを取り扱う政策について、どう政府が介入するべきか質問を受けました。こんな時に、ミクロ経済学を用いて、SocialMarginalCostの説明から均衡点を得るべくTaxを付加するために、真剣に微分をすることなどを、面接官は望んでいません。勿論そうしたロジックは触れますが、大切なのは一歩退いて、そうした問題(コスト)をどう捕捉するのか?コスト捕捉の政策は打たれているか?打たれているならどう税を賦課すべきか?打たれていないならExternalityを捕捉するための仕組みの構築が最優先、次に市民の理解と税規制法案の準備、捕捉手段に対する段階的な政策実行をどう立案、合意、実行させるのか?とか、中長期に渡って課題定義し、アプローチ部分から解決すべきには、わたしならこうする。などのアプローチ部分を伝えれば良いのだと思います。回答に正解がないような質問は愚問ですが、しかしある意味受け答えを見ているだけかも知れません。私の場合、上記質問に対して、素直に「大きすぎる課題なので、あなたが具体的均衡点を求めるような回答を期待しているとは考えずに、また、ミクロ経済におけるExternalitiesを理解しているものとして、Taxに対する政府の想定アプローチ案に限定して回答します。」などと逃げました。でもそうだと思います。一体誰がそんな抽象的な質問に具体的な回答をたかだが1分の所要時間に期待するでしょうか。経済学で博士号を保持する彼は、それをとても私を気に入ってくれましたから、その段階は無事通過しました。このように、面接では、相手が望んでいる方向と「同じ方向を向いた」心地よい(ああ、こいつなら任せてもいいかな。という安心感を与える)回答をするだけで、印象は違いますし、問題ないのだと考えます。もちろん、統計技官として採用される場合に、「Regressionで明日からすぐデータ検証して、検事と局の弁護人たちに説明できますか?」等の実践的質問に即座にYesで答えられなければ落ちるでしょう。そういう「知っている」「知っていない」レベルの質問なんて、まず管理職に応募する場合はないと思います。(よほどResumeが胡散臭いのでない限り、疑った質問はまず受けることはないでしょう。レジュメが虚偽でなければ、書いてある以上できる訳ですから、聞かなくても明白です。)

あたしがアメリカ人を面接する側に立つ時もあります。でも受かる人はこうした、取りたい「方向」を向いた回答をしてくれる人であれば、私なら大学での専攻や職歴が少々違っていても落としません。昔私が5年前にマネージャでプロジェクトメンバーを招集するため、自ら採用活動にかかわった時にみたのは、他人任せで実はあまりスキルがついてない中堅管理職の方で、回答がのれんにうでおしというか、のらりくらりと的を得ない場合がありました。そういうのはいくら経歴”名”がマッチしているからといって、適正不可として落ちます。仕事で、Aどう?と聞いたのに、AというかXで凄いいいのがあります。という、前向きなんだけど、人の話聞いてくれてるのかなぁ??という人たちが日本にかなり大勢いましたが、駄目な典型例です。「方向をあわせた回答」と「端的にYes、Noがいえる」。これが人事面接では重要でしょう。人事はYes、No以上大抵の場合分かりませんから、これは的を得たわたしなりの経験則だと思います。特にアメリカ人人事担当はこのパターンが多い。

以上人事面接での心構えというか、JobDescriptionを中心とした進め方のコツでした。

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